リハビリ編 私の恩人リハビリ師(その2)

 どうも、「自分らしく生きよう」です。

 

 最近、暑くなったり寒くなったり、気温が定まらない日が続いていますが、皆さん体調は大丈夫ですか?

 ちょっと風邪ひいただけでも「コロナコロナ」と言われてしまう最近。体調管理に気を付けましょう。

 早くコロナウイルスを気にしないで生活ができる様になることを願いつつ、今回の内容は

 サブタイトル

体は大きく心優しい男性リハビリ師 Mさん

のお話。 

 

 Mさんは私が労働災害に遭って入院してからのお付き合いなので、もう1年以上になります。今も継続中で週に2回リハビリを受けています。

 前回の私の恩人リハビリ師(その1)では痛くても笑顔の女性リハビリ師でした。

 

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 今回、ご紹介のリハビリ師さんは患者さんに痛みを与えたくないリハビリ師Mさんです。

 一度だけ激痛を感じたことがありました。それは、腕を固定する手術が終わり、傷口が治り始めた頃、一番最初のリハビリでした。

 腕がどれくらい動くかを確認しました。手首の部分は深い傷があったので動かすことが出来なかったので、肘の動きを良くしようと、曲げたり伸ばしたりを繰り返していました。あまり動きませんでしたが、肘を曲げる角度を良くしよう力を入れた時、肘が激痛!!筋肉が切れたかのような激痛!!その後、私は肘を動かす事が怖くなってしまいました。

 痛みを感じたのはこの一回だけでした。その後のリハビリ師Mさんは、腕を動かすたびに「痛くないですか?痛くないですか?」とやたら気にしてくれています。

 動きが良くなってきた頃のある日、私が「少しくらい痛くても大丈夫だから、もっと力を入れても良いよ。」とMさんに言うと、「ダメです!痛みが有ると怖くなってしまうから逆に動かなくなってしまう事もある。周りの筋肉をほぐして、柔らかくして柔軟性を出してから動かします!」との事でした。さらに、「私が痛いのが苦手で。」と言っていました。体が大きいのに痛みが苦手。

 Mさんは結婚していて、まだ小学生になっていない子供が3人。奥さんは看護師さんです。Mさんは注射💉を打たれるのも苦手で、ホントに痛いのが苦手。ある時、風邪を

引いた時、奥さんに、「獣医用のぶっとい注射を打ってあげようか?」と言われ、怯えた事があるらしいです。

 奥さんは強い女性で、バランスが取れているんでは?と、なかなか良いご夫婦なんだと伝わってきます。

 コロナが流行した後、子供たちが次々と風邪を引いたことがありました。熱もなくちょっと風邪気味なくらいだったのですが、Mさんが子供たちの風邪をもらってしまいました。まあ良くあることですよね?しかしMさん、やってしまった!熱が出てしまい医療従事者ですし、PCR検査を受けました。結果、陰性。良かったのだけれど、ここで奥様、「子供も熱が出なかったのに、熱出して!頭おかしんじゃない!!」と強いお言葉の後、隔離生活!!コロナになっていないのに・・・。

 

 Mさん、料理の事がやたらと詳しく、あれ作ったこれ作ったとか良く話に出ます。私も料理は好きな方なのでよく料理の話をします。

 ある時、Mさんとチャーシューの話になった時、Mさんはチャーシューのタレを注ぎ足しで作っていて、冷凍保存をしている本格的な人。

 Mさん、毎日家族の食事を作っているらしく、休みの日には、朝、昼、夕と作るらしい。共働きでも毎日は大変じゃないか?と聞いたら、「自分の好きな味を食べたいから。」と言っていましたが、毎朝、出社前に家族の食事の支度をするのは凄すぎます。まねできない・・・。

 

 ある時、入院患者さんのリハビリを行いました。後日、その入院患者さんの体調が悪くなり、検査を行ったところ「コロナウイルス 陽性」。コロナの流行のせいで、面会も禁止になっている病院で、入院患者さんがコロナ感染することもないはず。患者さんがコロナ感染する前にその病棟の看護師さんがコロナ感染者になっていたらしく、そこから感染が広がり他の看護師さんにも感染!!クラスター発生!!

 Mさんがワクチンの1回目を摂取したばかりの時です。コロナ感染の症状がなかったのですが、濃厚接触者となり、PCR検査を行った結果。「陽性!!」。

 Mさんが陽性になる二日前に私はリハビリを受けていました。自宅に居た私のところに、医師から連絡があり、私も濃厚接触者疑いなので、PCR検査を受けてくださいとの話があり、PCR検査を受けました。結果は「陰性」でした。

 私は陰性でよかったのですが、この時、さらに強くコロナは間違いなく近くに迫っていると感じました。

 私と私の妻は、Mさんの事が心配で毎日、妻との会話に出てました。Mさんの症状などの情報が全くなかったので、心配な毎日でした。病院も入院や手術が止められていたので、私も骨を固定していたプレートを取るための入院や手術が先送りになってしまいました。しかし、そんなことよりもMさんの事が気になっていました。

 病院から入院と手術が受けられるようになったとの連絡があり、入院。その時、Mさんはまだ復帰していまっせんでした。

 プレートを取る手術が無事に終わり、午前と午後の2回、リハビリを受けることが出来ましたが、Mさんでは他のリハビリ師さんが私の担当になりまいた。面識のあるリハビリ師さんでした。午前の女性リハビリ師さんからの話で、「クラスターの原因はリハビリ師だ!!」のような話が看護師さんの中の2~3名から話が出ているらしい!

 午後担当の若い男性リハビリ師さんからの話で、「私なんか看護師から、ばい菌扱いされましたよ!!」「Mさんが悪いわけではない!!」と言っていました。 

 災害に遭った一年前の入院の時に仲良くなった看護師さんに聞いてみた所、その看護師さんは「リハビリ師は悪くない!看護師がウイルスを持ち込んだのに。そもそもそんな事を医療関係者が言うことが間違っている。」と怒っていました。

 

 Mさんは私の入院中に職場復帰しました。リハビリ師さん達が悪いことを言う人たちからMさんを守るために外来患者さんの担当を行うようになり、入院中に直接会うことは出来ませんでした。

 私が入院している病棟からリハビリ室が見えます。女性リハビリ師さんにおねがいをして、ずっと見てるから見える所に出てきてほしい。と頼みました。

ずっとリハビリ室を見ていると、大きい体が出てきました。ちょっと瘦せたかなと思いましたが、間違いなくMさんです。出てきたMさんは、大きな体で、両腕を大きく振りました。何度も何度も。その後、深々と頭を下げました。何度も。私も頑張って両腕を振りました。するとMさんは小走りで仕事に戻っていきました。

 誠実で心が綺麗なMさんの姿を遠くからでも見れた私は、嬉しさとコロナから回復したMさんに涙がでました。

 リハビリがいつまで続くか分かりませんが、ずっと長く付き合っていきたい人です。

感謝しかないリハビリ師Mさんのお話でした。

 

 さて次回ですが、

 優しく、厳しく、強い看護師さんのお話。です。

 

 今回も最後まで読んで頂き、有難う御座いました。

 

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